シーン中には 3 種類の光源を作成できます。
方向性光源は最も単純な光源で、方向の情報を持ちます (場所はありません)。点光源は図に示すように、配置された場所から全方向に等しく光を放射します。スポットライトは配置された場所から、主方向に沿って照らします。シーン内のスポットライトは劇場のスポットライトに類似した、光源の位置から発する円錐形の光となります。
これらの光源はいずれも色、強度、環境強度を持ちます。点光源とスポットライトは半径によって、光の届く範囲を指定します。
環境光はシーン内のすべての光源から放射された光の拡散、反射による照明です。特定の場所や関連する方向を持ちません。作成した光源ごとに環境強度を指定して、光源からの環境放射の強度を設定できます。この強度は 0.00 (環境照明への影響なし) から 1.00 (シーン中の環境照明への影響を最大) の範囲で設定できます。
光源がオンの場合、光源の強度に環境強度をかけ、その結果に光源の各色の成分をかけて、シーン全体の環境照明への影響が (赤、緑、青の各色ごとに) 算出されます。
点光源やスポットライトの属性を現実と同じよう調整する場合、3 つの減衰フィールドで、光源からの距離によって照明が暗くなる状況を指定できます。これらのフィールドは順番に、次の 3 つの減衰タイプを表します。
減衰は次のように数学的に定義します。
1/(attenuation[0] + attenuation [1]*r + attenuation [2]*r^2)
r は光源から照明の当たる面までの距離、attenuation [0] は一定減衰の量、attenuation [1] は直線減衰の量、attenuation [2] は二次曲線減衰の量です。デフォルトは減衰なしです。
参照: