VRML の環境設定

このページの内容: 浮動小数点の精度 | 拡張子 .wrl | gzip | テクスチャの最適化 |
VRML 2.0 のファイル形式 | imgcopy および dmconvert ユーティリティ

[Vrml 2.0] タブをクリックすると、CosmoPackage の [VRML 2.0 Preferences] パネルが表示されます。このパネルは、システムに Cosmo Worlds がインストールされている場合にだけ存在します。VRML 環境は、検索の開始前にのみ設定可能です。検索を開始してから環境設定を変更する必要が生じた場合は、パッケージ作業を最初からやり直す必要があります。

浮動小数点の精度

[浮動小数点精度] プルダウン・メニューを使うと、VRML ファイルで使用する浮動小数点数のうち 10 進部分に使う有効数字の最大値を指定できます。この結果、10 進数は指定された有効桁数に四捨五入されます。ファイル・サイズは小さいほどダウンロードにかかる時間が少なくなるので、シーンを正確に再現するために必要な最低限の浮動小数点精度を指定することをお勧めします。

デフォルトでは、各数値に用意されている有効数字をすべて書き出します。

拡張子 .wrl の追加

CosmoPackage のデフォルトでは、すべての VRML ファイルに対して拡張子 .wrl が追加されます。(既に .wrl があるファイルを除く。) 特に、Netscape では拡張子 .wrl のないファイルは VRML として認識されません。拡張子の追加機能を無効にするには、ボックスをクリックしてチェックマークをオフにします。

gzip によるファイルの圧縮

デフォルトで、VRML ファイルは gzip によって圧縮されてからパッケージされます。圧縮ファイルはダウンロード時間も短く、ディスク容量の節約にもなるので、圧縮機能を有効にしておくことをお勧めします。ほとんどのブラウザは、自動的に圧縮ファイルを展開します。圧縮機能を無効にするには、ボックスをクリックしてチェックマークをオフにします。

テクスチャの最適化

CosmoPackage によってテクスチャを最適化するには、[ファイルの最適化] チェック・ボックスをオンにします。この機能が有効になっている場合、CosmoPackage によって次の最適化が実行されます。

テクスチャ・ノードにルートが接続されている場合、最適化は実行されません。

VRML 2.0 のファイル形式

[Media Conversion] パネルを使うと、パッケージの対象となるイメージ、ムービー・テクスチャ、およびオーディオ・クリップのファイル形式を指定できます。ブラウザ側ではすべてのファイル形式をサポートするように要求されていないので、Cosmo Worlds の側で VRML 2.0 仕様で指定されているファイル形式に変換しておく必要があります。このパネルで対象になるのは、ローカルのファイルだけです。リモート URL や 自分で指定したファイルは、対象となりません。デフォルトでは、ファイル形式は変換されません。

このパネルで、ファイル形式の横にアスタリスク (*) が表示されているものは、一部のブラウザでサポートされていない可能性があることを示しています。VRML 2.0 仕様によってサポートを義務づけられているファイル形式は、PNG および JPEG の各イメージ形式、MPEG1 ムービー・テクスチャ形式、MPEG1 オーディオ・クリップ形式、および WAV オーディオ形式です。GIF イメージ形式と MIDI ファイル・タイプ 1 オーディオ形式については、推奨されていますが要求はされていません。

ファイル変換用ユーティリティ: imgcopy および dmconvert

イメージの変換に使用するユーティリティは、imgcopy です。また、ムービーとサウンドの変換に使用するユーティリティは、dmconvert です。これらのユーティリティは、オペレーティング・システムに標準で付属しません。インストールされていないと、画面にエラー・メッセージが表示されます。そのような場合は、Cosmo Worlds の入っていた CD またはダウンロード先 Web サイトから、これらの変換用ユーティリティを手に入れてください。

参照: