パート 2 : ロケットの作成 (続き)
次は、色を付けます。ロケットを形成する個々のポリゴンに色を指定するには、頂点カラー・ツール を使用します。
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新たに作成した尾翼のついたロケットのモデルが Cosmo Worlds で開かれていることを確認します。そのモデルを利用できない場合は、新しいファイルを開いて ([ファイル] - [新規])、このチュートリアル用に提供されるファイル shipAndFin.wrl を取り込みます。[ファイル] - [取込み] をクリックします。[選択] フィールドをクリアして、次のパス名を入力して Enter キーを押します。/usr/share/Insight/library/SGI_bookshelves/Help/books/CosmoWorlds_UG/Models/shipAndFin.wrl
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描画スタイルを [通常表示] に変更します。[ビューア] メニューの [描画スタイル] - [通常表示] をクリックします。
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ロケットをクリックして選択します。
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[外観] パレットの [頂点カラー・ツールを開く] ボタンをクリックして、パレットを開きます。

エディタ・ウインドウがポップアップ表示されます。
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選択されたオブジェクトのコピーがエディタ・ウィンドウに表示されることに注意してください。これを使用すると、[適用] をクリックする前に、色をプレビューできます。[適用] をクリックすると、指定された色がシーン内のオブジェクトに適用されます。Ctrl - z を押すと、頂点カラー・ツール における操作ミスを取り消すことができます。
エディタのプレビュー・ウインドウでロケットのビューの位置を変更するには、Alt キーを押しながらドラッグします。
また、ウィンドウ下部に並ぶボタンに注意してください。各ボタンの機能の説明を表示するには、カーソルをボタンの上に置きます。
アイコンとボタンの概要については、頂点カラー・ツール の図を参照してください。
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ロケットをブルーにします。
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ピック・ボタン
をクリックして、プレビュー・ウインドウ内のロケットをクリックしてカラー・エディタを表示します。
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色を選択します。このエディタの使い方について詳しく学習するには、「カラー・エディタ」にジャンプしてください。
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一度にすべてのポリゴンに色を指定するには、エディタ下部に並ぶ一番右のアイコンをクリックして、[形状内の各色の編集] ボタンをクリックします。
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Ctrl キーを押すと、一時的にペイントブラシに切り換わります。プレビュー・ウインドウのロケットをクリックします。ロケットがブルーになります。
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窓をグレーにします。
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ペイントブラシを使用して、ロケットの機首部分の窓にするポリゴンを 1 つ選択します。
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[フェース全体の色の編集] ボタン (左からの 3 番目のボタン) をクリックします。
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ピック・アイコンに切り換えて、カラー・エディタで色をグレーに変更します。選択したポリゴンが、ブルーからグレーに変わります。
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機首の反対側のポリゴンを選択して色をグレーにして、2 番目の窓にします

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尾翼をレッドにします。
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ペイントブラシを使って尾翼のポリゴンを選択します。
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ピック・ボタンを使って、カラー・エディタで色をレッドに変更します。
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ペイントブラシを使って、尾翼を構成するすべてのポリゴンに色を指定します。
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ロケット底面に火のような輝きを表現します。
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ペイントブラシを使って、ロケット底面のポリゴンを選択します。
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ピック・ボタンを使って、カラー・エディタで色をオレンジに変更します。
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ペイントブラシを使って、すべてのポリゴンをオレンジにします。
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次に、[1つの頂点の色の編集] ボタンを選択します。
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ピック・ボタンを使って、カラー・エディタで色をイエローに変更します。
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ペイントブラシを使って、スターバースト効果を出すためにポリゴンを 1 つおきにペイントします。
完成作品
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継続する前に、ファイルを保存します。
ロケットはほぼ完成しました。次は、スナップ・ターゲットとスナップ・ソースの矢印を使って、2 つの "ポンツーン" をロケットの下側に取り付けます。
この部分には、サンプル・ファイルを使用します。サンプル・ファイルには、ポンツーンを配置するための特別なマークが付いたロケットが含まれています。また、このチュートリアルには、あらかじめ作成されたポンツーンを含むファイルも提供されています。
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これまで作業していたファイルを Cosmo Worlds で開いていない場合は、ファイルを新規作成して、ファイル shipAndFinWithColors.wrl を取り込みます。
/usr/share/Insight/library/SGI_bookshelves/Help/books/CosmoWorlds_UG/Models/shipBasic.wrl
このファイルは、rocket.wrl という名前で保存できます。また、別の新しい名前を付けることもできます。
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ロケットの裏側が見えるように、ロケットのビューの位置を変更します。暗いブルーの長方形が 2 つあることに注意してください。これらの長方形は、ポンツーンを取り付ける場所を示す点です。
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[ファイル] メニューの [対話型で取込みを配置] をオフにします。次に、ファイル shipPontoon.wrl を取り込みます。
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背景をクリックして、ポンツーンの選択を解除します。
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ロケット上の暗いブルーの長方形の 1 つの上で、マウスの中ボタンをクリックします。黄色のスナップ・ターゲットが表示されます。スナップ・ターゲットが必要な場所にない場合は、スナップ・ターゲットをドラッグできます。
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ポンツーンを選択し、ロケットに取り付けるポンツーンの青い一番上の端が見えるように、ビューの位置を変更します。場合によっては、ポンツーンが見えるようにロケットを非表示にする必要があります。ロケットを非表示にするには、[表示] - [非選択のオブジェクトを隠す] をクリックします。後に再びロケットをビューに表示するには、[表示] - [すべてのオブジェクトを表示] をクリックします。Ctrl キーを押しながら、ポンツーンの上でマウスの中ボタンをクリックして、スナップ・ソースを表すグリーンの矢印を表示します。
スナップ・ターゲットとスナップ・ソースの矢印が表示されています。スナップ・ターゲットを移動する前に、ポンツーンを選択することを忘れないでください。
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ポンツーンをクリックして再度選択します。
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Ctrl - m を押すか、[レイアウト] - [選択したオブジェクトをスナップ・ターゲットに移動] をクリックします。ポンツーンがロケットの底に付きます。
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オリジナルのクローンを作ることによって、2 番目のポンツーンを作成します。ポンツーンを選択して、[編集] - [クローン] をクリックします。
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ロケットの別の側面のもう 1 つのダーク・ブルーの長方形にスナップ・ターゲットを置きます。つまり、長方形の上でマウスの中ボタンをクリックします。
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クローンを貼り付けると、スナップ・ターゲット上に表示されます。[編集] - [クローンのペースト] をクリックします。

参照 : スナップ用の矢印およびその他の整列ツールについて詳しく学習するには、「レイアウト・ツール」を参照してください。
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ほぼ完成しました。次は、ロケットとポンツーンをグループ化します。その後、ファイルを保存して閉じます。
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Shift キーを押しながら、ロケットの各パーツをクリックして選択します。
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[編集] - [グループ] をクリックして、各パーツを 1 つのオブジェクトにまとめます。
参照 : この作業について詳しく学習するには、「オブジェクトの選択とグループ化」を参照してください。
PEP を選択、編集する方法とスナッピングの矢印を使う方法を学習しました。ロケットは完成しました。メイン・メニューの [ファイル] - [保存] をクリックして、ファイルを保存します。すぐにパート 3 に進む場合は、引き続き Cosmo Worlds を開いておきます。
次は、惑星とロケットで構成されるシーンを作成します。惑星に着陸するロケットのアニメーションを作成する方法を学習します。
パート 3 : ロケットのアニメーション 