コリジョン検出のコントロール

このページの内容: コリジョン検出のオフ | コリジョン検出のオン | プロキシ

デフォルトでは、シーン中のすべてのオブジェクトでコリジョンが有効です。壁やテーブルを通り抜けての移動はできません。惑星の中や、閉じたソリッド・オブジェクトの内部に入れません。コリジョン・エディタ を使用して、特定のオブジェクト・グループ (オブジェクトや壁のすべてを通り抜けさせる場合はシーン全体) に対してコリジョンの検出をオフにできます。

また コリジョン・エディタ を使用すると、プロキシと呼ばれる簡単なジオメトリを指定できます。プロキシは Cosmo Worlds がコリジョンのテストを行うときに、実際のオブジェクトの代わりに使用されます。プロキシにはボックス、球、および VRML ファイルで定義されたオブジェクトを使用できます。プロキシを使用すると、コリジョンのテストが複雑なジオメトリに比べて非常に簡単になるため、パフォーマンスが向上します。

操作手順: [アクション] パレットの [コリジョン・エディタ] をクリックします。

コリジョン検出のオフ

パフォーマンスを向上させるには、必要時以外はコリジョンの検出をオフにします。次の手順に従ってください。

  1. メイン・ウィンドウで、コリジョンの検出をオフにするオブジェクトを選択します。
  2. [コリジョン・グループの作成] をクリックします。コリジョン・グループが作成され、選択したオブジェクトがグループの子になります (オブジェクトが別のグループの子である場合、オブジェクトはこのグループに挿入される前に、元のグループから削除されます)。
  3. [コリジョン検出の有効化] ボックスをクリックして、コリジョンの検出をオフにします (ボックスには赤のチェック・マークが表示されます)。

コリジョン検出のオン

コリジョンの検出をオフにした後、再びオンに戻すには、次の手順に従ってください。

  1. メイン・ウィンドウでコリジョン・グループを選択します。
  2. コリジョン・エディタ で [コリジョン・グループの削除] をクリックします。この操作により子オブジェクトがグループ解除され、トップレベルのオブジェクトになります。

プロキシ

プロキシは通常単純なジオメトリのオブジェクトで、コリジョンを検出するプロセスで実際のジオメトリの代わりに使用されます。デフォルトでは、実際のオブジェクトがコリジョンの検出に使用され、プロキシは使用されません。

バウンディング・ボックス (以下の図を参照) をテーブルのコリジョン検出プロキシに使用するには、テーブルのコリジョン・グループを作成して選択します。[コリジョン検出プロキシ] プルダウン・メニューの [バウンディング・ボックス] をクリックします。

バウンディング・スフィア (以下の図を参照) をテーブルのコリジョン検出プロキシに使用するには、テーブルのコリジョン・グループを作成して選択します。[コリジョン検出プロキシ] プルダウン・メニューの [バウンディング・スフィア] をクリックします。バウンディング・スフィアはコリジョン・グループを完全に囲む球になります。

[その他] のプロキシ設定は、VRML ファイルで直接定義されたプロキシ・オブジェクトで使用されます。

最初はコリジョンボックスまたは球は表示されません。プルダウン・メニューの [コリジョン・グループ表示形式] をクリックすると、プロキシ (またはプロキシとオブジェクト自身) が表示されます。このページの 2 つの画像はこの設定に [両方] を使用して、プロキシと実際のオブジェクトの両方を表示しています。

参照: