ビューポイントの定義

このページの内容: グローバル | ローカル | 名前付け

ビューポイント・エディタ を使って、グローバルまたはローカルなビューポイントを作成します。 これらのビューポイントは、ブラウザがシーンを表示する際に使われます。 グローバルなビューポイントとは、シーンのビューに従って設定されたビューポイントです。 ローカルなビューポイントとは、シーンの中の 1 つのオブジェクトと 1 つのカメラを グルーピングすることによって設定されたビューポイントです。

また、"ワーキング" ビューポイントも作成されます。これは、シーンの作成中にだけ見ることができるグローバルまたはローカルなビューポイントです。

ビューポイントをプレビューするには、[編集] > [プレビュー] を選択して、VRML ブラウザを起動します。 シーンの中でビューポイントを移動するには、ビューポイントを選択して、[ジャンプ先] をクリックします。

操作手順 : [エディタ] パレットの中の [ビューポイント・エディタ] ボタンを押します。

参照 : ビューポイント・エディタ のボタンやメニューの詳細については「ビューポイント・エディタ」を参照してください。

グローバル・ビューポイント

ブラウザがシーンを表示する場所を定義するには、グローバル・ビューポイントを作成します。

グローバル・ビューポイントを作成するには

  1. ビューイング・コントロールまたはキーボードやマウスのショートカットを使って、希望のビューをセットアップします。

  2. ビューポイント・エディタ の中で、[グローバルの作成] ボタンを押して、 ビューポイントに名前を付けます。

ローカル・ビューポイント

ローカル・ビューポイントを使うと、あるオブジェクトに関連したビューポイントを作成できます。 たとえば、地球から月へ向かうロケットのシーンの場合、 ロケットの先端にカメラを置いて、ロケットからの月のビューを見ることができます。 ローカル・ビューポイントの作成は、アニメーションで重要です。 アニメーションでは、カメラとオブジェクトの両方が移動します。詳細については「 ビューポイントのアニメーション化」を参照してください。

ローカル・ビューポイントを作成するには

  1. ビューポイントを付加したいオブジェクトを選択します。

  2. ビューポイント・エディタ を開きます。

  3. [ローカルの作成] ボタンを押して、ビューポイントに名前を付けます。 選択されているオブジェクトと同じ親グループの下にビューポイントが表示されます。 これで、オブジェクトを移動したり回転すると、カメラも一緒に移動します。

  4. [ローカルの作成] ボタンが淡色表示になっている場合は、 [編集] > [親グループを作成] を選択してください。 これで、選択されているオブジェクトは、新しいビューポイントを含む親グループの下に置かれます。

    選択されているオブジェクトの上に親グループを追加すると、 [ローカルの作成] ボタンはアクティブになります。

オブジェクトにビューポイントを再配置するには

ビューポイントを再配置する通常の方法は、ビューア・コントロールを使ってビューを再配置した後で、 ビューポイント・エディタ のウィンドウの中の [更新] を押します。

ローカル・ビューポイントを作成する場合は、ビューポイントは現在のビューを反映するように置かれます。 ビューポイントはオブジェクトと一緒にグループ化されるので、オブジェクトと一緒に移動します。 通常ビューポイントはオブジェクトの近くに置かれます。 ビューポイント・アイコンは、カメラで表されます。 ビューポイントの現在の位置が希望どおりでない場合は、この [カメラ] アイコンを移動できます。 ビューア・コントロールを使ってシーンのビューを再配置して、 新しいビューポイントを設定するよりも、既存のビューポイント・アイコンを移動した方が簡単な場合があります。

  1. デフォルトでは、ビューポイント・アイコンは見えません。[表示] > [アイコン・オブジェクトを表示/隠す] > [ビューポイントを表示] を選択します。 ビューポイントを表すカメラが、グループ化されているオブジェクトと同じ マニピュレータの中に表示されます。

  2. ビューポイント・アイコンが選択される (そのマニピュレータが表示される) まで、 [子供を選択] ボタンをクリックします。

  3. マニピュレータをドラッグして、ビューポイント・アイコンを再配置します。 ビューポイント・アイコンを正確に移動するには、 スナッピング・ツール[詳細配置] パネルを利用できます。

ビューポイントの名前付け

[グローバルの作成] または [ローカルの作成] をクリックすると、 エディタにはデフォルトのノード名と説明が表示されます。 たとえば、最初のビューポイントを作成した場合は、"VP1" と "viewpoint1" が表示されます。 ビューポイントをサポートしている VRML ブラウザには "viewpoint1"が表示されます。 ノード名 "VP1" は、アウトライン・エディタ、VRML テキスト・ファイル、 および関連するスクリプトとアンカー内で使われます。 説明部分を指定しないと、ブラウザにはビューポイントが表示されません。 説明部分なしのビューポイントは、シーンの作成中に自分のために使用する "ワーキング" ビューポイントをセットアップする場合に便利です。

ビューポイント名を変更するには

ノード名または説明を編集して新しい名前を入力してから、Enter キーを押します。

ワーキング・ビューポイント (ブラウザに表示されないビューポイント) を作成するには

説明フィールドの名前を削除して、Enter キーを押します。

シーン作成中に簡単にビューを変更するためのその他の方法

参照 :