このページの内容: オブジェクトの選択 | オブジェクトの名前の設定 | フィールドの編集 | 複数のウィンドウ
操作手順: [パレット] > [エディタ] パレットを選択し [アウトライン・エディタ] をクリックします。
アウトライン・エディタを使用するには、VRML ファイル・フォーマットの基本的な知識が必要です。VRML の仕様は http://vrml.sgi.com で参照できます。
また Jed Hartman と Josie Wernecke による、Addison−Wesley 発行の『The VRML 2.0 Handbook』も参照してください。
メイン・ウィンドウでオブジェクトを選択すると アウトライン・エディタに選択が表示されます。逆の場合も同様です。アウトライン・エディタ はマスター (プライマリー) 選択に白の強調表示、副選択に灰色の強調表示を使用します。
[表示] > [主要選択に従う] オプションはデフォルトでオフです。このオプションをオンにすると、アウトライン・エディタ は自動的にアウトライン・テキストをスクロールし、ノード階層を現在の選択の表示に必要なレベルで開きます。
場合によっては、ノードをクリックすると上のノード階層にあるオブジェクトが選択されます。たとえば Material ノードをクリックすると、Material を含むオブジェクトが選択されます。Transform ノードを含む Shape ノードを選択すると、Shape だけではなく、Transform 全体が選択されます。
アウトライン・エディタのそのほかの重要な役割に、シーン・ファイル中のオブジェクトへの名前付けがあります。マスター選択のテキスト・ボックスで、ノードの名前を入力できます。ファイル中で何度も使用されているノードへの名前付けは必ずしも必要ではありませんが、それぞれにわかりやすい名前をつけとおくと便利です。オブジェクトの名前付けと再使用の例については、『The VRML 2.0 Handbook』を参照してください。
[編集] > [主要選択に名前をつける] を使用すると、メイン・ウィンドウで現在の選択のレベルまでシーン・ファイルを開いて、オブジェクトに名前を付けられます。
フィールドの値を編集するには、フィールドをクリックして右側に値を表示します。テキスト・ボックスをクリックしてアクティブにします。アクティブなテキスト・ボックスではカーソルが点滅します。アクティブになるテキスト・ボックスは、編集または名前の設定のどちらを行うかに関わらず、1 度に 1 つだけです。
テキスト・ボックスが現在アクティブでない場合、プライマリー選択は常に名前のボックスを開くので、選択に対して簡単に名前を付けられます。すでに別の場所でテキスト・ボックスを開いていて、ボックス内をクリックしてアクティブにしている場合、プライマリー選択はこの名前のボックスを開きません。
値が 1 つのフィールド (SF で始まります) では、フィールドをクリックすると値が表示され、もう一度クリックすると値が隠されます。
複数の値を持つフィールド (MF で始まります) では、フィールドをクリックすると値が表示され、値をクリックすると編集可能になります。次に示すように、キーボードを使用して MF フィールドを移動して編集することもできます。
フィールド値の編集中は、[取消] と [再実行] コマンドを使用できます。複数のタイプの要素を持つ MF フィールドでは、同時に複数の値が強調表示される場合もあります。たとえば MFVec3f の値は 3 つの値を同時に編集します。
注記: アウトライン・エディタ でイタリック表示のノードは、内部のみで使用できます。これらのノードは編集禁止で、ノードに関係するルートは作成できません。
1 つのシーン・ファイルで、複数のウィンドウを開けます ([表示] > [新規アウトラインを開く] を使用します)。最初に アウトライン・エディタ を Cosmo Worlds セッションで呼び出すとき、Cosmo Worlds は保存されたときのレイアウトでウィンドウを開きます。
参照: