このページの内容: 用語 | ルートの作成| ルートの削除 | ルール| ルートの表示 | 複数のルート
イベント間にルートを作成すると、シーンにさまざまな動作を設定できます。たとえばランプにタッチ・センサーを設定して、ライトをオンにできます。またオブジェクト間にルートを作成して、1 つのオブジェクトの位置、マテリアル、テクスチャが変更されるときに、接続されたオブジェクトの属性も同時に変更できます。ルートは アウトライン・エディタ で作成します。
イベントには 2 種類あります。出力イベントは値を送出し、入力イベントでは値を受け取ります。多くのフィールドには出力イベント (eventOut) と入力イベント (eventIn) の両方が関連付けられます。アウトライン・エディタではこれらのイベントを表す、グラフィカルな表記を使用します。
左向きの矢印は eventIn を表し、右向きの矢印は eventOut を表します。
eventOut を eventIn に (またはその逆に) 接続するとき、これらのイベント間の接続がルートと呼ばれます (ワイヤと呼ばれることもあります)。
ルートの作成方法の例を示します。
ヒント: ルートの作成後にフレームをクリアしない場合は、手順 3. で Shift キーを押したままマウスをクリックします。この操作でルートが作成され、出力イベントはフレームに残ったままになります。続けて同じイベントへのほかのルートを作成できます。
ルートを削除するには、Ctrl キーを押したままイベント (三角形) の上でマウスをクリックします。
アウトライン・エディタ では"不正な"ルートは作成できません。イベントのルート作成に関するルールを次に示します。
ファイル中に多くのルートがある場合、すべてのルートを一度に表示するのは混乱の原因となります。ルートの終端 (イベントに接続された線上の小さな円) をクリックすると、イベント間に作成された青色の線の表示を切り替えることができます。
ルートの反対側の端を追跡するには、Alt キーを押したままルートの終端をクリックします。
ルートの詳細な情報を表示するには、Shift キーを押したままルートの終端をクリックします。
1 つの出力イベントは複数の入力イベントに接続できます ("ファン・アウト"と呼ばれます)。同様に 1 つの入力イベントは 複数の出力イベントに接続できます ("ファン・イン"と呼ばれます)。アウトライン・エディタ ではファン・イン、ファン・アウトのどちらもルートの終端が太い黒色の線で表示されます。ファン・インの例を次の図に示します。
Alt キーを押しながらファンをクリックすると、ファンを構成するルートが個別に表示されます。いずれかを選んで追跡できます。