カスタム・マッピングの指定

マッピング を使って、パッケージ収集領域でのファイルの格納場所を指定します。次の図では、/hosts/manny.engr.sgi.com/disk2 ディレクトリで見つかるすべてのファイルが、パッケージ・ディレクトリの vrml/ サブディレクトリに格納されます。CosmoPackage では、一般的なデフォルトのマッピングが使用できるほか、詳細なカスタム・マッピングを指定してファイルをパッケージすることもできます。

[マッピング] タブをクリックすると、CosmoPackage の [マッピング] パネルが表示されます。次に、[情報] タブをクリックすると、パッケージされている個々のファイルのマッピング状況が表示されます。

カスタム・マッピング

自分でマッピング方法を指定して、ローカル・ファイル、リモート・ファイル、および自分で指定したファイルを格納することができます。この機能を使えば、デフォルトのマッピングによるパッケージよりも整理された形で、論理的なファイル構造を構築することができます。

[マップ元] フィールドには、ファイルが格納されているソース・ディレクトリの場所を指定します。[マップ先] フィールドには、パッケージ・ディレクトリの stage/ サブディレクトリ下に構築する格納先ディレクトリを指定します。

同じファイル名を持つ 2 つのファイルを同じ場所にマップしようとすると、エラーが発生します。このようなエラーをシステムに処理させるには、[重複名自動処理] チェック・ボックスをオンにします。このチェック・ボックスは、デフォルトでオンになっています。この機能を無効にするには、チェック・ボックスをクリックしてオフにします。この機能が有効になっていると、2 つあるファイルのうち 2 番目のファイル名に数字が追加されて重複が回避されます。

デフォルト・マッピング

あるドキュメントについてカスタム・マッピングが指定されていない場合、デフォルトのマッピングが適用されます。VRML 作者のソース・ディレクトリからパッケージ・ディレクトリへファイルをマッピングする場合、次の 2 つのテクニックのいずれかを選択することができます。

[フラット]
これがデフォルトです。元のファイル階層構造を無視して、すべてのファイルをパッケージ・ディレクトリの収集領域直下にマップします。収集領域とは、パッケージ・ディレクトリの stage/ サブディレクトリのことです。この結果、収集領域は完全に平坦なファイル構造になります。
[階層構造]
このオプションを選択すると、VRML 作者のシステムのファイル階層構造が格納先でも維持されます。これにより、作者のディレクトリ構造に従って必要なファイルが stage/ ディレクトリに移動されます。

参照: