インライン・オブジェクトの作成
このページの内容: 作成 | インラインのシーンへの再配置
| URL の変更 | バウンディング・ボックスのフィールド
インライン・オブジェクトを使用すると、大きなファイルをいくつかのファイルに分割して別々にダウンロード可能できます。インライン・オブジェクトには、ローカル・システムまたは任意の Web 上にある、ほかのファイルへの URL が含まれます。ブラウザによっては、インライン・ファイルが完全にロードされるまで、インライン・オブジェクトを表すバウンディング・ボックスが表示されます。このテクニックにより、ユーザはすべてのファイルがロードされる前にワールド内を移動できます。複雑なファイルでインライン・オブジェクトを使用すると、たくさんのオブジェクトのデータを効果的に管理できます。
操作方法: [アクション] パレットの [インライン・エディタ] ボタンをクリックします。
インライン・オブジェクトを作成するには、次の手順に従ってください。
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メイン・ウィンドウで、インライン・オブジェクトを作成するオブジェクトを選択します。
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インライン・エディタで [マスター選択をインライン・ファイルに変換] をクリックします。
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[インライン・ファイルの選択] ダイアログ・ボックスが表示されます。作成するインライン・ファイルのパスとファイル名を入力します。VRML ファイルには通常 .wrl の拡張子を付けます。
[了解] をクリックすると、選択したオブジェクトはシーン・ファイルの アウトライン・エディタ ビューに表示されなくなりますが、インライン・オブジェクトを参照する URL とともに Inline ノードがファイルに追加されます。シーンが表示されるとき、[インラインをバウンディング・ボックスとして表示] 機能がオフであれば、インライン・オブジェクトとファイル中のほかのオブジェクトの間に外観上の違いはありません。ブラウザによっては大きなシーンをダウンロードするとき、インライン・オブジェクトが最初にバウンディング・ボックスで表示される場合があります。これはインライン・オブジェクトがメイン・ファイルから別々に取り出されているためです。
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必要に応じて 3 つのチェック・ボックスをオンにします。
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[インラインをバウンディング・ボックスとして表示] このボックスがオンの場合、インライン・オブジェクトの代わりにバウンディング・ボックスが表示されます。
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[インライン編集可能] このボックスがオンの場合、インライン・オブジェクトまたはその子を編集できます。編集可能の場合、ファイルの アウトライン・エディタビューには、インライン・ファイルの実際の内容が表示されます。このボックスがオフの場合、アウトライン・エディタは [url] フィールドと Inline ノードのバウンディング・ボックスのフィールドだけを表示し、インライン・オブジェクトの内容は編集できません。どちらの場合もファイルを保存する際、ファイル中のインライン・オブジェクトはオブジェクトを含むファイルへの URL 参照で置き換えられます。
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[保存したバウンディング・ボックスのフィールドを更新] ファイル中でバウンディング・ボックスを明示的に指定して、これらの値の上書きを禁止する場合は、このボックスをオフにしてください。
インライン・オブジェクトをシーンへ (メイン・ファイルの一部として) 戻す場合は、次の手順に従ってください。
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メイン・ウィンドウでインライン・オブジェクトを選択します。
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インライン・エディタで [インラインをシーンに戻す] をクリックします。
Inline ノードがファイルから削除され、オブジェクトまたはグループは直接ファイルに再挿入されます。
インライン・オブジェクトの URL を変更する場合は、[URLの変更] をクリックしてシステム上のファイルをブラウズします。VRML ファイルの拡張子は .wrl です。
アウトライン・エディタで Inline ノードを確認する場合、オブジェクトのバウンディング・ボックスに関連する 2 つのフィールド、bboxCenter と bboxSize が表示されます。ブラウザの中にはこれらのフィールドを使用して、レンダリングとダウンロードを最適化するものがあります。これらのブラウザはバウンディング・ボックスのフィールドを使用して、インライン・オブジェクトを表示するか直ちに決定します。表示しない場合、ブラウザはインライン・ファイルを取り込む必要がありません。アウトライン・エディタを使用すると独自のバウンディング・ボックスの値を指定できます。また Cosmo Worlds で自動的にこれらのフィールドを設定することもできます。
参照: