スクリプト作成の基本

このページの内容 : スクリプト・テンプレート | eventIn 関数 | イベントの送出 | グローバル・スクリプトとローカル・スクリプト

操作手順 : [アクション] パレットの [スクリプト・エディタ] ボタンをクリックします。

スクリプト・エディタを使うには、若干のプログラム作成知識が必要です。また、VRML を理解する必要があります。このツールを使うと、プラットホームに依存しないプログラム作成言語である VrmlScript で書かれたスクリプトを作成することができます。

スクリプト・テンプレート

[フィールド] の [追加] ボタンを使うと、スクリプトの基本的な構成要素を指定できます。構成要素は、以下の要素をいくつでも使用できます。

eventIn はそれぞれ、スクリプト内部で同名の関数に対応付けられています。新しい値を持つ eventIn が Script ノードに送られると、対応する関数が呼び出されて、イベントの新しい値が渡されます。

最初に、[追加] ボタンでそれぞれの eventIn、eventOut、field を指定します。フィールドとイベント名は、スクリプトの中で一意にする必要があります。[スクリプトの編集] をクリックすると、スクリプト・エディタ は各 eventIn 用のテンプレート関数に加えて、指定されたイベントとフィールドを持つテンプレート・ファイルを作成します。

好みのテキスト・エディタを使って、eventIn 機能コードやその他の必要なコードなど、テンプレートの残りの部分を入力します。スクリプト・エディタ は、作成するスクリプトを含む Script ノードをシーン・ファイルに追加する処理を行います。

eventIn関数

すべての eventIn には、あらかじめ定義された 2 つの引数があります。value と time です。value は、受け取るイベントの新しい値です。time は、タイム・スタンプです。スクリプトを編集すると、これらの引数の名前を変更できます。引数を 1 つしか使わない場合は、value であるとみなされます。

イベントの送出

eventOut は、ルートに従ってスクリプトから送られるデータです。eventOut には、スクリプトの中で対応付けられた関数がありません。

グローバル・スクリプトとローカル・スクリプト

スクリプト・エディタ の左パネルを使うと、グローバル・スクリプトとローカル・スクリプトの両方を作成、命名できます。グローバル・スクリプトは、シーンのルートに置かれるスクリプトです。オブジェクトには対応付けられません。ローカル・スクリプトは、特定のオブジェクトやオブジェクト・グループと対応付けられます。オブジェクトがシーンにカット、ペーストされる場合、ローカル・スクリプトは対応するオブジェクトに従います。ローカル・スクリプトを作成するには、まず、スクリプトを付加するオブジェクトを選択します。グローバル・スクリプトは、シーンでオブジェクトが選択されているかどうかにかかわらず、いつでも作成できます。

参照 :